こんにちは！印西市のペットシッタースマイルリリィの横山です。
来月、看板犬の母アリス(元繁殖犬)が、麻酔下でスケーリングをすることになりました。
引き取った際に重度歯石と歯周病だったアリス。
2020年8月に避妊手術と一緒に全抜歯覚悟で治療をしたのですが、歯は残ったものの左奥歯が特に酷くて完全に歯石を取れなかった感じなんですよね(抜歯は8本)。
それから主人が歯磨きしてくれていて任せっぱなしになっていたのですが、左奥からは最近まで磨くと血を出していたようです。
口臭もマシになったというか、ドブ川に腐った魚を捨てた臭いから、歯槽膿漏の臭いになっただけでした(T . T)
アリス自身が歯磨きが痛くて暴れるので(恐らく)きちんと磨けないし、主人のモチベーションも下がるし、気づけば左側にまた歯石がついていました。
で、先月から選手交代しまして私が磨いています。歯ブラシも柔らかいものに替えて、よわーくよわーくマッサージするように、朝晩磨いていました。
そうすると嫌がらないから磨きやすいし血は出なくなるし歯石も薄くなってきたし！
実は「歯磨きで歯石はとれるかどうか」をお伝えできればいいなと思って、検証中でした。
その最中、念のための確認で麻酔ができるか聞いてみたら、できると分かりヽ(；▽；)ノ
しかも「歯茎の状態すごくいいですよ！え？朝晩歯磨き！？！？」って。
(そんな人おらんみたいな口調だった先生)
そして「歯磨ききちんとできる今スケーリングすれば、維持できる！！！」のノリノリになった先生と横山(=´∀｀)人(´∀｀=)
途中報告ですが、歯石も歯周病も歯ブラシによる歯磨きで改善はできるようです◎
完治できるかは状態にもよると思いますが、年齢や持病があり麻酔下でスケーリングをできないワンちゃんは是非試してみて欲しいです。
＊＊＊＊＊以下、わんこの歯磨きについて＊＊＊＊＊
個人的にね、
ブリーダーが繁殖犬の歯磨きしないのって、何となく分かるんです。
忙しいから仕方ないなんて思いませんよ笑
子犬を産ませることが目的で所持してる犬達なので、歯磨き関係ないですから。わざわざしませんよね。
(ちゃんとしてるブリーダーさんも居ます)
でね、
そんなわけで保護犬カフェの子って重度歯石の子が多いですけど、一般家庭犬もなかなかって知ってますか？
SNSで「#無麻酔歯石除去」等のタグで見てください。繁殖犬をバカにできないレベルの歯石の子、結構います。
私思うんですけど、一般の飼い主さんが愛犬を歯周病にしてしまうのって、“無知”が全てじゃないかな？って。
・歯磨きで歯周病や口臭が予防できることを“知らない”。リリィの口を嗅ぐ会開きたい笑
・磨いているけど上手い磨き方を“知らない”。
・愛犬が歯周病で痛みを感じていることを“知らない”。
等々。
先日Instagramで書いたように、ワンコは歯がなくてもドライフードを消化できます。
でも、歯を無くす羽目になるまでの、歯周病という病気は痛みを伴い、歯周病菌は血管から全身を駆け巡り心臓や肝臓などにも悪さをして寿命を縮めます。
ぜひ、愛犬のお口の中のお手入れをしてあげてください。
歯磨き指導をしてくださる方、ちょっと検索すれば沢山おられると思います。
スマイルリリィの協力店の、ハピネスの池田さんも歯磨きの大切さを拡げる活動をされています。
アリスのスケーリングの結果もまたお伝えしますね☺︎