避妊・去勢手術について

こんにちは!印西市のペットシッタースマイルリリィの横山です。

先日、保護犬カフェ のお客さまに「完全室内飼いでも去勢手術はしたほうがいいんですか?」とご質問をいただきました。望まない繁殖をする可能性は極めて低いのに。ってことですよね。

避妊・去勢手術は望まない妊娠を防ぐためだけではありません。妊娠を望まないならペットさんは発情期が来る度我慢しないといけませんし、睾丸腫瘍・前立腺肥大・子宮蓄膿症・卵巣癌など…ワンちゃん猫ちゃんウサギさんなどは、人間より遥かに高い確率で生殖器の病気になりやすい体です。そしてこれらの病気は飼い主さまが気づいた頃には重症化しているケースが多いのです。私は以前飼っていたウサギが子宮蓄膿症になり、緊急手術を行いました。獣医師から助からないかもしれないと言われた時は本当に怖かったです。

とは言え、避妊・去勢手術を行うということは繁殖ができなくなる(そもそも素人の自家繁殖自体に色々なリスクがありますが)、全身麻酔のリスク、ホルモンバランスの関係で肥満になりやすくなる…などのデメリットもあります。

私は先述したウサギの経験から、リリィには迷わず避妊手術を行いました。ですが高い確率とは言え必ず生殖器の病気になる訳ではありませんし、こればかりは飼い主さまお一人お一人のご判断だと思います。

ただ、稀に「健康な体にメスを入れるなんて人のエゴ」「ペットにはその種らしく自然体でいさせてあげたい」と仰る方をお見受けします。でも野生犬猫ではなく人が品種改良をして人と生活を共にしていること自体が自然体ではないので、それはちょっと無理があるなぁと個人的には思います。

どんな選択をしても、ペットも人もより幸せに暮らせる選択でありたいと、日々勉強ですね☺︎

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