ナナちゃんとの出会いとお別れ

ナナちゃん8歳。
一昨日の夜、虹の橋へ向かいました。

病で余命幾許もないけれど、どうしても留守にしないといけないとのことで、ご依頼を頂いたのが日曜日。

できる限り一緒にいてあげたい。でもどうしても留守にしないといけない。と、大変お困りの様でしたのでその日のうちに初回訪問にお伺いし、翌日からお世話を任せて頂けることになりました。

翌日お伺いした時は、頭を上げて尻尾を振ってくれたナナちゃん。

ですが、シッター数時間の滞在中、食事を取る元気はなく、虚ろな目で横になったりたまに起き上がろうとする度に、撫で続けることしかできませんでした。

やんちゃなのでケージに入れて良いと言われていた弟のハルくんをケージから出すと、ナナちゃんにずっと寄り添っていました。ハルくんが寄り添うとナナちゃんは少し目に力を取り戻していました。

ですが、私が退室する時に「ナナちゃん、また明日ね!」と声を掛けても寝たままで、そのまま夜には虹の橋へ向かったそうです。

大切な家族が苦しいときは片時も離れず傍に居たいけれど、それがままならない事があるのも事実です。ペットシッターのご利用経験がない飼い主様が勇気を出してご連絡を下さったこと、感謝の気持ちでいっぱいです。

ナナちゃんの飼い主様が大切な時間を過ごすため、ほんの少しお手伝いをさせていただけました。お世話に伺った翌日にお別れの挨拶に伺いましたが、ナナちゃん、ご家族やご友人に囲まれて賑やかにお見送りされるそうです。

ナナちゃんのご冥福を心よりお祈りいたします。ありがとうございました。

  • URLをコピーしました!