インターネットを介して、個人同士が繋がって、自宅の空き部屋を宿泊先として提供したり、スポーツや勉強のお手伝いができるなどとても便利になりました。
スマートフォンなどのアプリから近くに居る人を手軽に探せるため、サービスを提供する側も好きな事でお小遣いが稼げること利用者側も、安価な価格で依頼できることも人気の理由のひとつです。
ペットのお世話にも認可が必要
「お散歩代行」「ペットのお世話します」「預かります」と、動物に関するサービスの提供がありますが、無認可で行うことは違法行為とされており、各自治体で動物取扱業の登録が必要となります。
もしも小さなお子さんの居るパパやママだとしたら、子育て経験があるからといって、保育資格も営業許可も持たない知らない人の家には預けませんよね?大切な家族の一員であるペットも、小さなお子様と同様です。
親戚や友人など近くに住んでいてお互いが気心の知れた顔見知りに預けられるのであれば安心ですが、そうでない場合は万が一トラブルが発生して後悔しないように、ペットの命を預けられる相手かどうかを判断する基準を持っていると安心です。
こんなトラブルにご注意!
「ペットが好きだから」その気持ちは善意であっても、無認可の個人で預かる場合、預かり時の事故について契約書が交わされないことがほとんどです。
これは、ペットが怪我をする場合もそうですが、ペットが相手に怪我をさせてしまう場合もあるのです。
また、衛生管理がされていない場合の感染症や寄生虫に関してもペットのお世話を受ける側の知識不足で健康を害してしまうことにも繋がりかねません。
個人として飼育経験が豊富で、自宅でもペットを飼育しているからといって、初対面のペットを複数管理できるとは限らないため、ペット同士の接触による危険もありえるのです。
ペットが好きで仕事をする(報酬をもらう)ためには?
ペットのお世話で報酬を受けるためには、第一種動物取扱業者として登録のある事業所で従事しているか、事業主として、第一種動物取扱業者として管轄の都道府県知事または、政令市の長の登録を受けなければいけません。
ここには、店舗を持たないペットシッター(保管)や、自宅での預かり(保管)、出張トレーナー(訓練)、ペット美容(保管)も全て含まれます。
登録者は、命ある動物を扱うプロとして動物愛護法、衛生管理、顧客管理など細かな決まりを守って業務を行うため、この登録を受けるためには、指定されているある一定の資格を持っているか、関連する業務経験や、教育機関での卒業などが求められるのです。
まとめ
大切な家族であるペットのお世話を任せられるかどうか、まずは動物取扱業者としての登録の有無を確認し、経歴や保有する資格についてしっかり確認させてもらいましょう。
安心して任せられる相手であれば、自信を持って答えてくれるはずです。