狂犬病について
こんにちは、ペットシッターゆりかごの長岡です。
先日、こんなニュースが耳に入ってきました。
狂犬病の患者死亡 14年ぶりに確認 フィリピンで犬にかまれたか | NHKニュース https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200615/k10012470641000.html
今年の2月にフィリピンから来日した外国籍の男性が、狂犬病で亡くなったそうです。
昨年の9月ごろにフィリピンで犬に足首をかまれたことで感染したらしく、
先月の段階で足首の痛みや腹痛、おう吐などの症状が出て入院していたそうですが……
狂犬病はウィルス性の伝染病で、感染してすぐにワクチンを接種すれば発症を防げますが、
発症すると有効な治療法はなく、犬でも人間でもほぼ100%の患者が亡くなる病気です。
さがみ中央動物医療センター様によれば、日本国内での感染は1956年以降確認されておらず、
2006年にフィリピンで犬に手を噛まれた日本人男性が日本国内で発症し亡くなったそうです。
今回のニュースと同じ事例が少し前にもあったのですね。
さがみ中央動物医療センター・狂犬病予防注射について
http://www.sagami-central-amc.com/health/rabies/index.html
日本では狂犬病予防法によって犬の登録、予防注射、野良犬の抑留が徹底されるようになり、
狂犬病の撲滅に成功しています。
しかし日本の周辺国を含む世界のほとんどの地域では依然として発生していて、
今回のような国外からの侵入に備えた対策が重要となっています。
飼い主さまが狂犬病に関して正しい知識を持って飼い犬登録と予防注射を確実に行い、
そうすることで公衆衛生の向上と公共の福祉の増進に寄与しているということを
飼い主さまがしっかりと自覚する、ということが大切なのですね。
皆さまのワンちゃんが、いつまでも健康で、元気でいられますように