ペットの熱中症

こんにちは、ペットシッターゆりかごの長岡です。

7月になり、本格的に暑い季節が到来しようとしていますね。
すでに暑い日が続き、我が家のニャーは私の布団に入ってくれなくなりましたが^^;

ひんやりしたフローリングに寝そべっています。

たまにカーテンの向こうに潜って冷たい窓にぴったりくっついてたり^^;

エアコンやサーキュレーターなども使って、私もニャーも熱中症にならないよう、
気を遣い続ける毎日です。

さて、暑い季節というとやっぱり熱中症が怖いですよね。
動物も熱中症になる危険があり、環境省からも注意喚起がなされています。

令和元年度熱中症対策に係るシンポジウムの開催について|環境省

上記シンポジウムの「ペットの熱中症と対策」では、犬や猫の他に、
うさぎやハムスターなどの動物たちでも熱中症になる恐れがあると警鐘を鳴らしています。
動物たちは体を毛で覆われていること、汗腺が少ないかまったく持たないことで
あまり汗をかかないことなどから、体温調節が人間よりも苦手だそうです。

熱中症になりやすい動物の種類としては、

・低頭種(犬だとパグやブルドック、猫だとペルシャやエキゾチックショートヘア、など)
・北方犬種(日本犬やシベリアンハスキーなどの、元々寒い地域に住んでいた犬種)
・小型犬(チワワなど)
・短足犬(ミニシュアダックスなど)
・肥満の動物(種別に関わらず)
・幼い子、高齢の子

などが挙げられるようです。

また、動物の種類に関わらず、環境によっても熱中症のリスクが高くなりますので
注意が必要ですね。

例えば、ワンちゃんは散歩などで屋外にお出かけする機会が多いため、
炎天下の暑さの影響を受けやすいです。
室内にずっといるとしても、温度・湿度の管理がうまくできていなかったり、
飲み水の量が不足していたりすると、熱中症になりやすくなります。

熱中症の症状としては、

・口を開けてハアハアと大きく呼吸する
・よだれを垂らす
・体温が40度近くなる
・筋肉が震える
・嘔吐や下痢をする
・呼吸困難になる
・動かなくなる
・意識を失う

などがあり、重症化すると合併症を起こす危険があり、
最悪の場合、死に至ってしまうこともあります。
死亡例の多くは、発症から24時間以内と言われているそうなので、
熱中症かな?と思われた場合はすぐに応急処置を行い、
動物病院で受診されることをオススメします。

すぐにできる応急処置としては、

・涼しいところで休ませる
・可能ならば水を飲ませる
・常温の水をかけたり、首、脇、内股などに水を当てて体を冷やす

といったものが挙げられます。

ちなみに、熱中症はペット保険の対象になります。
かかりつけの動物病院で対応しているペット保険の種類を調べておき、
万が一に備えて保険に加入しておくと良いですね。

今年の夏は、昨年よりも厚くて長くなるだろうと予測されているそうです。
大切なペットが元気でいられるよう、熱中症対策は充分におこなっていきたいですね。

それでは、今回はこれにて失礼いたします。