犬猫の食器の、食べやすい高さ
こんにちは、ペットシッターゆりかごの長岡です。
先日、とある獣医師様が、ツイッターで以下のようなつぶやきをされていました。
言われてみれば当たり前のことなのですが、食器を食べやすい高さにしてあげましょう。特にお年寄りの猫ちゃんにとって、頭を下げてかがむ姿勢はしんどいのです。また、食道が折れ曲がり、腹部が圧迫されるので、食後にフードを吐きやすくもなります。食器台や脚付きの食器で高くしてあげましょう! pic.twitter.com/uCsCfQCRN7
— 獣医にゃんとす (@nyantostos) June 2, 2020
この一連のツイートでは、低い食器でごはんをあげていると、食道が胃より下がってしまい、
ごはんが逆流しやすくなって食後の嘔吐につながるので、食器を高くするのがオススメ、
とご説明されています。
獣医師様の上げている比較写真を見てみると、確かに一目瞭然ですね。
私の場合、ニャーを飼い始めた頃は、フードもお水も↓の普通の容器を使っていました。
飼い始めて1年後くらいに、「食器は食べやすい高さにしてあげた方が良い」と耳にしました。
ニャーは食後に吐きやすい、といったことは特になかったのですが、後々のことも考え、
フードは底の浅い容器+食器台、お水は上述の獣医師様が紹介されているような
脚付の容器に変えてあげました。
猫ちゃんが食後に吐きやすい、という方は、食器高さの調節をオススメします。
それでも吐きやすいという場合は、食器の高さが再調整してみたり、食事回数をさらに
分割してみたりすれば、嘔吐回数を減らせるかもしれません。
上記では猫ちゃんのお話でしたが、以下の記事によれば、ワンちゃんも同様のようです。
健康は毎日の食事から!食べやすい高さのフードテーブル「SKYBAR」 http://oftww.com/newsrelease/post-11543
上の記事では、
・野生の犬や狼の食事は、前脚で肉を固定し、寝そべった姿勢でかじりついていることが多い
・飼い犬も、骨型のおやつやおもちゃを与えると同じような姿勢で抱え込んでいる
・毎回立った姿勢で首を下げて食事をすることは犬にとって本来の姿ではないのでは?
・実際、前足を少し曲げ、地面まで首をおろして食事をする姿勢は、食べにくそうに見える
・↑の姿勢を続けると、首や脊椎・脚腰に負担が掛かり、ヘルニアの原因になることもある
・下向きに食べることは、のどの詰まりや吐き戻しの原因になるとも言われている
と書かれており、ドッグフードを与える際の適切な高さは、両足を伸ばして立ったときに
少し首を下げた位置(犬の胸元あたり)がよいとされている、と述べています。
ワンちゃんにしても猫ちゃんにしても、食べやすい高さは千差万別だと思われますので、
いろいろと試行錯誤していく必要がありますね。
↑は当ブログで以前アップしたニャーの食事の様子ですが、特に問題はなさそう?
でも年を取るにつれ、身体への負担が変化していく可能性もありますので、
食事風景には注意していかなければなりませんね。
それでは、今回はこれにて失礼いたします。