猫の「おしり歩き」は病気のサイン?

こんにちは、ペットシッターゆりかごの長岡です。

最近は悪天候が続きますね。
伊勢原周辺もずっとじめじめしていて、
人間にとっても動物にとっても過ごしにくい日が続いております。
新型コロナウィルス共々、体調管理には気を付けていきましょう。

そんな雨の中、自宅にこもっていたある日、ネットで

猫の「おしり歩き」がかわいい!

と盛り上がっているのを見かけました。

「あ、あのことか!」とすぐにピンと来た方もいらっしゃれば、
「何のことかよくわからない」という方もいらっしゃるかと思います。
興味のある方は「猫のおしり歩き」で検索してみて下さい。

さて、検索してみると真っ先に以下のような解説サイトが
複数ヒットすると思います。

【獣医師監修】猫のずりずり「おしり歩き」は病気のアラート?

ご存知の方もいらっしゃると思いますが、実はこの「おしり歩き」、
かわいい仕草であるのは間違いないのですが、
もし頻繁に行っているようであれば、注意が必要です。

例えば、前述のリンク先(アクサダイレクト様)では、
猫がおしり歩きする原因として以下のように記されています。

・肛門嚢(肛門腺)の目詰まり
猫の肛門の左右にある肛門嚢(肛門腺)と呼ばれる袋状の構造部が、
何らかの原因で目詰まりを起こすと、猫が違和感を覚え、
おしりをずりずりと床や壁に擦りつけ始めることがある。

・肛門嚢炎
細菌感染や肛門線の目詰まりなどで肛門嚢が炎症を起こした状態。
おしりから悪臭がする、急におしりを気にして舐める、座れない、
肛門の斜め45度下あたりが赤く腫れる、おしり周りを触ると怒る、
といった行動や症状が見られる。
抗生物質や抗炎症薬を投与し、治りが遅い場合は外科手術が必要。

・便秘・うんちの切れが悪い
水分不足、ストレス、食物繊維質の過剰摂取、排便能力の低下、
トイレの汚れ、排便困難を伴う病気等が便秘の原因となり得る。

・下痢・うんちがゆるい
下痢や軟便時には、肛門周りの粘膜に下痢便が付着して炎症を
起こすことがあり、痛みやかゆみを伴うため、おしり歩きする。
肛門の周りが汚れている、炎症を起こしている場合は、
こまめに洗ったり、蒸らしたタオルなどで優しく拭き取る。

また、上述のアクサダイレクト様のサイトでは、
自宅でのケアとして、肛門腺しぼりのご説明もされています。
気になった方は是非ご覧になってみてください。

我が家でも以前、ニャーの「おしり歩き」を
目撃したことがあります。

これはおしり歩きではありませんが、
近いポーズとして参考までに……

ちょうど違うごはんに移行しようとしていたのですが、
その新しいごはんがどうも体質に合わなかったようで、
ずっと軟便が続いてしまったのですね。
初めて見たときはちょっとびっくりしてしまいました^^;

しばらく経っても軟便のままだったので、
また別のごはんに変えてみたところ、
うんちの硬さは元に戻り、おしり歩きもしなくなりました。

ちなみに、ワンちゃんも同様に「おしり歩き」をすることがあります
猫ちゃんの場合と原因が同じ場合もあれば、寄生虫感染
トリミング時の皮膚トラブルといったパターンもありますので、
ワンちゃんもやはりおしり歩きには注意しておく必要があります。

犬猫ともに、おしり歩きは確かにかわいいですが、
もしこの仕草をするようになったときは少し様子を観察し、
もし頻繁にするようであれば、動物病院への相談をオススメします。

新型コロナウィルスが大変な状況ですが、
ペットも飼い主様も、いつまでも健康でいられるよう、
いろいろなことに、常に気を配っていきたいですね!

それでは、今回はこれにて失礼いたします。